学べる分野【人間発達科学】

人間発達科学

人間発達科学
  • 概要
  • 授業紹介
  • 教員紹介
  • 研究室紹介
概要
人間発達科学/授業風景

乳幼児期から老年期まで、人の生涯発達における各時期の特徴を学び、生活する主体としてのヒトを理解します。

今日、我が国は少子高齢社会を迎え、私たちのライフサイクル(人の一生)は大きく変化しました。このような中で、人間の発達をライフサイクル全体を視野に入れてとらえることは、人間を理解する上で不可欠の視点になっています。
我が国は物質的には豊かな社会になりましたが、少子化に伴う幼児期における仲間関係形成の困難、異年齢の子どもたちが交流する機会の減少、思春期におけるさまざまな問題、子育てのストレスや乳幼児虐待、独居高齢者の増加や高齢者介護の問題など、ライフサイクルのどの段階にも、人間の健全な発達に関わる重要な問題が存在しています。また、衣生活・食生活・住生活のあり方も、個人や家族の心身の健康に大きく影響しています。
人間発達科学分野では、このような乳幼児期から高齢期に至るまでの個人と家族の発達と、それぞれのライフステージにおけるさまざまな問題について、生活の視点を加えながら、自然科学と人文・社会科学の両面から総合的に研究しています。
学部学生・大学院生の研究テーマは、「父親の幼児への抱きしめ行動が対児感情に与える影響」・「養育者のきょうだい間調整行動が幼児の幼稚園での対人行動に与える影響」・「保育園3歳齢児クラスにおける保育士の給食指導に関する研究」・「大学2年生女子学生の調理行動の分析による段取り力の研究」・「中日の女子大学生の自己概念が化粧行動に与える影響」・「青年の恋愛意識と交際中の恋愛行動が交際の継続性に与える影響」・「祖母による子育て支援に関する研究」など、人間の一生を通じての心身や社会性の発達を柱に、多岐にわたっています。

授業紹介

『人間発達科学』ではこんな授業をしています。

保育学/授業風景

人間発達と保育
子どもの心身の発達と保育の重要性について学び、幼稚園または保育所で幼児とのふれあい体験を行います。

生涯発達学/授業風景

人間発達概論
乳幼児期から学童期・青年期・成人期・老年期まで、人のライフサイクルの各ステージの特徴について学びます。

『人間発達科学』分野の授業

人間発達概論/人間発達と家族/人間発達と保育/家庭看護学
教員紹介
  • 今川真治 教授/写真
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    今川真治 教授
    Shinji Imakawa
    主な担当授業
    人間発達概論 / 人間発達と家族 / 人間発達と保育 / 人間発達課題演習
    主な研究内容

    「人の生涯発達に関する行動学的研究」

    ヒトのライフサイクルの各段階における心身の発達の特徴を、行動を観察し分析することによって明らかにする研究を行っています。
    幼稚園や保育所で子どもの遊びやいざこざを観察したり、親子の関係を分析したり、施設などで高齢者の表情を分析することもあります。大学生の生活行動や恋愛に関わる行動なども研究対象です。

研究室の紹介
  • 生涯発達学研究室/写真
    生涯発達学 研究室
    どんな研究をしていますか?
    私達の研究室では、赤ちゃんから老人まで、人の一生に関わるすべてのテーマを対象に研究をしています。
    この研究室の特徴は、人の生涯発達の中で気になることについて、人の「行動」を観察し分析することで明らかにしていくことです。(例:幼児の攻撃行動と家庭環境の関連)
    将来の夢・ビジョンなど
    人間生活教育学で学ぶすべての授業や、生涯発達学研究室でさらに深く学んだことは、衣・食・住・保育など様々な分野で活かすことができると考えています。
    自分自身が切り開いていく人生の中で、ここで学んだことを活かして社会に貢献し、より豊かな生活を創っていく社会の一員になりたいと思います。
    日々の生活の中で、「人ってどうして〇〇をするのだろう?」と感じたことはありませんか?
    さまざまな人の行動や、その要因となる人の心理について興味がある方は、ぜひとも生涯発達学研究室で一緒に研究しましょう。
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